【2〜3棟目 #31】学生以来の試験

不動産投資家になろうと思っていて
基本的な会計知識として簿記3級を
取ることになりました

↑前回のお話
土曜日
とある大きなターミナル駅に来ました
今日は簿記3級の試験日です
なんだかんだと勉強した4か月
電車の中で勉強したり
グリーン車に乗り換えたり
試行錯誤しながら
ひと通りの勉強をしてきました
教科書にあった模擬試験問題も
3回やったので
出題の傾向がばっちり
と思うのですが
実際に試験会場に近づくと
何だかそわそわしてきます
考えてみれば
会社員になってから
こういうかっちりした試験なんて
一度も受けていません
もともと勉強が特別得意でも
スキなタイプでも無いので
なんだか緊張してきます
試験会場は駅から直結でいけるビルの
ワンフロアになっています。
近づくと
若い人は10代から
40代以上であろう方
色々な人が集まっています。
事前に郵送されていた受験票を持って
受付を終えると
たくさんある部屋の中で
わたしが試験を受ける会場へ誘導されます
会場には机が並んでいて
受験番号が書かれています
前には黒板があって
なんだか小学校の頃にやっていた
公文式の教室を思い出しました
(そういえば、当時は
毎日勉強する習慣をつけることが目的で
公文に通っていたのに
いつも教室が終わったら
廊下で一週間分の宿題を全部やって
全然継続して勉強する習慣ができなかったな、、、)
簿記の教科書をペラペラめくりながら
そんなどうでもいいことを思い出しています
それくらい勉強が好きじゃなくて
良い学校に入るため
良い会社に入るために
「やらなければいけないもの」としてでしか
取り組めなかったわたしが
まさか進んで試験を受ける日がくるとは
いや、そもそも考えれば
わたしが不動産を買って投資家を目指すことに
なっているなんて、、、
黒板の前で事務のおじさんが
試験の進め方の説明を始めました
わたしは妙な笑顔で試験開始の合図を待っていました
