不動産投資ひとくちQ&A

Q223:不動産投資と税金 お金のサイクル「守る」とは

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一般的回答

「守る」とは何を指すのか?

資産を守る=税負担を最適化し、キャッシュを残し、次の投資に再投資できる体制をつくることです。言い換えれば「無駄な納税や支出を減らすことが、投資の成否を左右する」といっても過言ではありません。

 

不動産投資で「守る」ための5つの視点

  1. 税引後キャッシュフローの最適化
    表面利回りやネット利回りだけでなく、手元にいくら残るのか=税引後キャッシュフローで投資効果を評価しましょう。利益が出ても税金でほとんど持っていかれては意味がありません。
  2. 経費の最大化
    不動産所得では多くの支出が経費計上できます。
    例:減価償却費、管理費、借入金利、火災保険料、交通費、セミナー費、書籍代など
    正しく記帳・申告すれば、所得を圧縮し課税額を抑えることが可能です。
  3. 減価償却の活用
    建物や設備の償却を通じて、実際の支出を伴わずに利益を圧縮できる数少ない方法。
    特に中古物件では短期での減価償却が可能なケースもあるため、戦略的に活用したい項目です。
  4. 法人化による節税
    個人課税の累進税率(最大45%)に比べ、法人実効税率は概ね23~30%。
    所得が一定規模を超えると、法人化による利益の分散・経費処理・決算調整などが有効です。
  5. 資産管理と出口戦略の設計
    将来的な相続、売却時の税率(短期 vs 長期譲渡)、法人 vs 個人、物件の償却タイミングなど、「どう手放すか」のシナリオから逆算することで、税負担を大きく減らせるケースもあります。

 

まとめ:「守る」は攻めと表裏一体の戦略

「守る」とは消極的な守備ではありません。
むしろ、税務戦略・資産管理・経費活用などによって、次の投資への再投資資金を生み出すための“攻めの土台”です。

  • 毎年の収支をきちんと記録・分析し
  • 税金で資産を削られすぎないようにし
  • 賢い経費活用と税務判断を実践する

この“守りの強い投資家”こそ、10年・20年後に資産を倍増させているのです。

新築RC不動産の考え方

A:お金には5つのサイクルがあると言われています。1稼ぐ→2貯める→3守る→4増やす→5使う 5つのサイクルの中で実は情報が少ないのが「守る」ではないでしょうか? 人は一人では生きていけませんが、それをわかりやすく体現している仕組みが納税です。全員が納税することで世の中の仕組みが回っていくわけですが、納税額が平等では無いのもこの世の中の仕組みです。正しく税金について学び、納税額をコントロールすることでキャッシュの最大化。そしてお金の5サイクルの「3守る」ことに繋がっていきます。

ちなみに一般的には「3守る」と表現されますが、本気で税金を極めると
「3もらう」という世界に変わります。真の5サイクル 1稼ぐ→2貯める→3もらう→4増やす→5使う になれば自由な経済は得たも同然となるわけです

お金を守るとは税金を仲間にするということ。
難しそう、面倒、だからこそ味方にすることができれば
資産形成に大きな差が生まれる

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アフターコロナの最強出口戦略

【日時】
 Web:9月24日(水)20:00〜22:00 @Zoom

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プロフィール
新築RC不動産
新築RC不動産
東京23区を中心に、新築RCマンション6棟の不動産オーナー。総投資額9.5億。会社員をしながら資産形成をする考え方と道のりを発信。

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