空間の習慣「幸せの閾値を下げておく」

概要
小さなことでも幸せを感じられるように
面倒なことを、敢えて率先して
自分でやっておくという内容です。
なぜ始めたか
資産形成を行う目的として、
より豊かに生きていきたいという思いが
あると思います。
では、この豊かさとは
どういうものなのかというと、
自由に使えるお金が、いっぱいあるとか、
自由に使える時間が、たっぷりあるとか、
精神的に前向きな気持ちになれるとか。
この3つが継続して拡張する状態が
私が考えている豊かさの定義なのですが、
究極は「豊かだと感じる」といった
自分の気持ちが、どう感じるかが
大事だと思います。
お金がいっぱいあるように感じられる、
時間がたっぷりあるように感じられる、
気持ちが前向きでいられるように感じられる。
全ては、自分の気持ちに終着すると
思います。
その時に、よく起こりがちなもので、
大事かつ怖いのが、「慣れ」というものです。
今ある自分の中の当たり前の基準。
どんな人にもあると思うのですが、
この基準が、資産形成していく中で、
悪い意味で上がってしまうと、
幸せを感じる幅が小さくなってしまうと
思うのです。
極端な例でいうと、お金で言えば、
わたしは小学生の時に、
初めて親からもらったお小遣いは、
毎日30円でした。
一週間で210円。
30円を毎日もらって、その日に使ったり、
使うのを我慢して、少し貯めたり。
わたしが幼い時には、駄菓子屋さんが
近所にあって、そこで、一つや二つの
お菓子を買うことを、
すごく楽しみにしていたという記憶があります。
一日30円、週に210円のお金で、
ものすごく幸せを感じることができたわけです。
それが、例えば、今、30代になって、
同じことをして
同じ幸せを感じられるのかというと、
さすがに、すぐ同じ気持ちに戻るのは難しいですよね。
これは、自分のやりたいことやできることが
変化していますし、
当然、自分自身も成長していますので、
必ずしも30円で幸せを感じることが
正しいとは思いませんが、
意図せず、この幸せの基準が
上がってしまうと、
幸せを感じづらくなってしまうと思うのです。
では、当時、30円で幸せを感じられていた
わたしは、今は、いくらあったら幸せを
感じられるのか…?
例えば、同じようにお菓子を買うとして、
お菓子をたくさん買わないと
満足できない自分になってしまうのか、
たった一個買ったら満足できるのか。
ここによって、幸せの振れ幅が
変わってくるんじゃないかな
というふうに思うわけです。
なので、日常の中でも、
基準を思い出せること、
自分自身を元に戻すという意味で、
敢えて面倒なことを
継続してやっておくことが
実は大事なんじゃないかな
というふうに思っています。
今回、空間の習慣として挙げたのは、
私の中で幸せの閾値を下げる、
一番分かりやすい例えが、
家事をするということだからです。
人によって、家事には種類があると思います。
掃除や洗濯、料理など
人によって、家事をどう感じるか
というのはあると思いますが、
わたしは、正直言うと、
自分でやらずに済むのであれば、
やらずにいたいなと思ってしまうタイプです。
比較的、ご飯を作るのは好きなので、
していて苦になりませんが、
掃除や洗濯は、面倒だなと思ってしまうのが
正直なところです。
ところが、敢えて、これを自分自身の手で
定期的にやっておくことによって、
例えば、自分のパートナーが
掃除機をかけてくれたり、
洗濯をしてくれたりすることに対して、
改めて感謝の気持ちを持つということが、
自然にしやすくなりますし、
ありがとうという言葉を心から言えるわけです。
このように、気持ちをすぐニュートラルに
戻せる状態で、更に豊かさを目指すという
この振れ幅の大きさが、
幸せな人生を描くのに非常に大事な
豊かさの源泉になるんじゃないかなと
思っていて。
敢えて、家事をするということをしています。
このような思いにしてくれる活動は、
人それぞれだと思います。
その方なりの幸せの振れ幅を
感じやすいものが良いと思いますが、
何か1つ、常に幸せの閾値を下げておく。
ふとした時に、当たり前だと思わずに、
やってもらえることに感謝をもてる状態を
作っておくということが、
非常に大事ではないかなと思い
習慣にしています。
効果
- 意識せず、自然と感謝を持つことができるようになる。
- 当たり前の基準が上がりすぎるのを止める効果がある。
- 豊かさを感じる心構えができるようになる。
人は
最後は感情に生きる生き物で
幸せを感じるのは自分次第
自分の選択が幸せを作っている