【0〜1棟目 #155】選択肢が目の前に来て、揺らぐ気持ち、試される決意

何か大きな物事を始めるときには
勢いが必要だと思います
でもそれは悩みに悩んで
迷って
止まりそうになって
でも最後の一押しになって初めて必要なもので
いきなり勢いだけで始めるとは
意味が違うように感じます
何か大きな決断や出来事がある日は
それに気がとらわれてしまう
今目の前の仕事に手がつかない、
なんて話をききますが当時のわたしは意外なほど
淡々と日々の仕事をしていました
ただいつもと違うのは
今わたしの手の中に物件情報があって
今この場で「買います」とだけ一言伝えれば
1億5000万円の借金が決まってしまうと言う事だけでした
仕事に追われてしまう事はわかっていました
もともと昨日の夜中に考える限りの事は調べたつもりです
不安な気持ちはありますが
今から現地に行くことも
電話をしてしゃべることも
もう間に合いません
だったら後は早く結論だけ伝えれば良いはずです
なのに最後の踏ん切りがなかなかつきませんでした
普段はロジカルに判断して生きているくせに
いざ追い込まれると矛盾した行動です。
あえて言えば心の中の自分が常にこう言っていました
本当にもうできることがないのか
見落としていることがあるんじゃないか
でもそれだって
もし見つかったとしても
もう間に合いないことはわかっていました
改めて思い返します
なぜ不動産をやると決めたのか
資産形成
3つの自由を手に入れる
自己成長
自分で行きたい人生を生きる
経済的自由を達成
耳障りの良い言葉を言えばいくらでも言えます
どの言葉だって嘘ではありません
でも本当のところでは
いざ人生のレールを切り変わるかもしれない分岐点が
目の前にあると思うと
足がすくんでいる自分がいるのも事実です
大事にしている言葉が改めて自分に降り掛かります
本当はどうしたい
一回きりの人生
私は本当はどうしたい
今の生活の延長が最良の人生でない事は明らかです
だったら最初からやる事は1つしかありません
時間は16時を過ぎて夕方になろうとしていました
朝から降っていた雨は止む気配もなく
今もしとしとと降っています
物件を紹介してくれた担当さんに電話をしました
今度こそ1番手で買い付けをいれることができました。

「1棟目の不動産を買うまであと0.8カ月」