Q105:最良の不動産って数字でいうと何になるんですか?◆収益力④ROI 投資回収率

A:ROIと書いてアールアイオーと読みます。Return On Investmentの略で投資回収率、つまり支払ったお金を何年で回収できるかを示す言葉です。数字が大きければ大きいほど、早く投資回収ができるので良いということになります。
ROIが良いと何がうれしい??
お金の回収効率が上がる
再投資の速度が上がる
複利の効果が加速する
売却の時期が明確になる
ROIの式
一般的には
ROI
= 利益 ÷ 投資額 ×100
となります。
これを不動産投資にすると
= CF ÷ 自己資金 ×100
という式になります。
ROIが100を超えると
1年で自己資金以上儲かるとなりますし
0以下だと赤字ということになります
ROIを改善すればCFは悪くなる??
ここで少し難しい判断を迫られる問題があります。
前回のCFでも少しお伝えしたのですが
CFを最大化させるためには
銀行への返済を減らす
↓
融資を減らす
↓
自己資金をたくさん入れる
という話になります。
一方で自己資金を増やせばそれだけ
↑の式にあるように
ROIは下がっていってしまうのです。
つまり、一般的に
ROIを改善すれば
CFが下がるし
CFを上げれば
ROIは悪くなる
目の前の利益を最大化させるのか
長期の資産拡大を目指すのか
何が正解とかはありません
ただ、わたし個人の考えとしては
できるだけ早く不動産を買い進めたい
という思いがあったので
ROIを高める=フルローンという選択をしています
キャッシュを最大化させて、いつまでにどれだけの資産形成をしたいか?
その数値と期間によってROIとCFのバランスを決めることが重要
アップデート情報 2024年5月
不動産投資において「ROI(Return on Investment、投資回収率)」は、投資した資本に対してどれだけの利益が得られたかを示す重要な指標です。この数値は、不動産投資のパフォーマンスを測るための基本的な計算であり、収益性を評価する上で非常に有効です。
ROIの計算方法
ROIは以下の式で計算されます:
ROI(%)
=(総利益−総投資額総投資額)×100ROI(%)
=(総投資額総利益−総投資額)×100
ここで、総利益は、物件の売却価格と賃料収入から投資額を差し引いた金額です。総投資額は、物件の購入にかかった初期費用や改修費用を含む総コストです。
ROIの意義と利用
- 投資の収益性評価: ROIは、投資した資本がどれだけ効率的に収益を生み出しているかを示します。高いROIは、投資の成功を示し、投資家にとって魅力的な投資先です。
- 投資比較の基準: 異なる不動産投資や他の投資形態との比較において、ROIは一般的な評価基準として機能します。これにより、リスクとリターンのバランスを考慮した上で、最も収益性の高い投資を選択できます。
- 投資戦略の調整: ROIを追跡することで、投資戦略が期待通りのパフォーマンスを発揮しているか評価し、必要に応じて戦略を調整します。例えば、ROIが予想より低い場合、物件の管理や運喗改善などの対策を検討することが可能です。
ROIの限界と注意点
- 時間の要素の欠如: ROIは一時点の利益を示すため、投資期間を考慮していません。長期投資の場合、年平均のROIを計算することが推奨されます。
- リスクの考慮: 高いROIが期待される投資は、しばしば高リスクを伴います。投資のリスクと収益のバランスを適切に評価することが重要です。
フルローンになればROIは無限になります。一方でROIが短いほど、現金が元に戻るのは早い反面キャッシュフローは悪くなる傾向にあります
結論
不動産の収益だけでなく、個人としてもお金を貯めることで
総合のROIを下げることが重要