人間関係の習慣「安心安全の空間を作る」

概要
相手の人が、本当にリラックスし、
言いたいこと、本音や秘密を
語ってくれるような雰囲気作りを
まず重視するという内容です。
なぜ始めたか
安心安全空間作りというのは、
主にコーチングと言われる
質問によって、
相手が本当にやりたいと思っていることや
最良願望を引き出す手法の中で、
一番最初に注力されるポイントだったりします。
コーチングに限らず、
人と人とのコミュニケーションというのは、
表と裏があることが多いなと思っていて。
気心が知れた、人間関係が出来ている人
というのは、特に意識しなくても、
本音で語り合うことができると思うのですが、
例えば、仕事上でのお付き合いや仲間といった
これから、円滑にコミュニケーションを
とっていく必要のある人というのは、
どんな人にもいると思います。
その時に大事なのは、
「いかに相手が思っている本当のことを
明確に引き出すか?」
ここが大事なポイント
じゃないかなと思っています。
例えば、上辺だけの発言とか、
そういうふうに言わなくてはいけない
みたいなところでしか
コミュニケーションが引き出せないと
相手にとって本当に役に立つ
コミュニケーションに
中々進んでいかないんじゃないかなぁ
と思うわけです。
でも、一方で、いきなり最初から
本音で語ってくださいと話したところで、
その人が話してくれるというのは難しい
というのもわかると思います。
結局、言い換えれば、
信頼関係をどれぐらい積み重ねられるか
という話になると思います。
その信頼関係を構築する上で、
まず最初に大事な要素となるのが
まず私の方から安心安全の空間・
雰囲気を醸し出すということです。
安心安全の空間を醸し出すとは、
具体的にどういうことなのかというと、
一番分かりやすいポイントは、
判断をせずに、全てを需要する
という態度です。
例えば、相手が何かを言おうとした時に、
中々、本音を言ってくれないのは、
その本音を言うことによって、
攻められたり、攻撃されたり、
批判されたり…
といったネガティブなリアクションが
返ってくるかもしれないと思うから、
中々、本音を話してくれない
といったケースが
多いんじゃないかなと思います。
安心安全の空間においては、
相手がどんなことを言おうとも、
「あなたは、そういう意見なんですね」
「そういう考え方なんですね」
と、まず、受け入れる・受け止めることが
非常に大事だと言われています。
ここで難しいのは、受け止めることと
判断することは違うということです。
判断しないということは
もちろん、ダメとか私はそう思わないとか、
ネガティブなことを言うだけではなくて、
私も賛成ですとか私もそう思うとか、
それは良いと思うとか。
ポジティブな意味でも
リアクションをしてはいけない
ということです。
ただただ、相手自身が考える考え方を
そのまま受け入れる
という姿勢を貫くことによって、
どんなことを言っても受け入れてもらえると
相手に思ってもらえるようになるわけです。
また、相手側が、わたしがどう思うかを
聞いてきた場合は答えれば良いと思うのですが、
そのようなことを求めていない段階で、
自分自身の考えや価値観を持ち込まない
ということが、一つ、大きなポイントです。
これは、言葉で言うのは簡単ですが、
実際にやるのは、かなり難しいかなと
思います。
というのも、特に、安心安全の空間作りには、
実際の言葉として何を言っているか
ということ以上に、
ノンバーバルコミュニケーションと言われる
表情や態度、喋り方や雰囲気といった
言葉では表されない部分が、
すごく影響すると言われているからです。
例えば、あなたのことを全て受け入れますよと
言葉で言ったとしても、目線も合わせず、
貧乏ゆすりをしながら、足をカツカツしながら
聞いてしまっては、
本当の意味で安心安全の環境を作れているのか
という感じになるわけです。
あなたの言っていることは、すごく理解できます
と言ったところで、顔がしかめっ面だった場合、
本当に理解させているのかなというふうに
なってしまうわけです。
そういった意味で、
自身の受け入れる姿勢、
スキルテクニック的にだけではなくて、
心の底から相手を理解する、
相手が考えていることを分かろうとする
という姿勢が、安心安全の空間には、
とても大事となります。
わたし自身も、
まだまだトレーニング中ではあるのですが、
そういった相手の本音を引き出せる
コミュニケーションを心掛けることで、
円滑な人間関係を作っていく、
ひいては、良い人間関係を広げていきたい
というふうに思っています。
効果
- 相手の本音を引き出すことによって、価値のあるコミュニケーション
- お互いにとってWin-Winになるコミュニケーションをとることができる。
- 本音を引き出すことによって、仲間が増える。
- コミュニケーション技術を磨くことによって、自分自身の願望実現に一歩近づく。
コミュニケーションスキルは
文字のごとく
「スキル」。
誰でも学ぶことによって
身に着けることができる。
ただし言葉だけではだめで
本当の意味での
在り方・態度を
学ぶことが大事。