Q148:不動産投資の資料請求って何を確認するの?マイソク 劣化対策等級

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一般的回答
劣化対策等級とは?
劣化対策等級とは、建物の耐久性や劣化への耐性を測る指標であり、建築基準法に基づいて設定されています。この等級は、建物がどれだけ長期間にわたって機能を維持できるか、また大規模な修繕を必要とせずに済むかを示します。
投資における劣化対策等級の利点
- 長期的な価値保持:
- 劣化対策等級が高い建物は、その構造的な耐久性が高く、時間の経過とともにその価値をより長く保つことができます。これにより、将来的な再販時にも高い価値が見込めるため、投資の安定性が向上します。
- 運営コストの削減:
- 劣化対策等級が高い物件は、定期的なメンテナンスコストや突発的な修繕が少なくて済みます。これにより、運営コストが抑えられ、投資の利益率が改善される可能性があります。
- 入居者の満足度向上:
- 良好な状態が長期にわたって維持されることで、入居者の満足度が高まり、長期間の賃貸契約が期待できます。これは、特に住宅市場において大きな利点となります。
- リスクの低減:
- 劣化対策等級が高いと、将来の予測不能な大規模修繕が必要となるリスクが低くなります。このため、予期せぬ出費を避けることができ、投資のリスク管理が容易になります。
投資判断の際の考慮点
劣化対策等級を重視することは、不動産投資のリスクを減少させると同時に、長期的な収益性の向上を期待できるため、投資判断においては非常に重要な要素です。投資物件を選定する際には、劣化対策等級の情報を積極的に確認し、その他の要素とともに総合的な評価を行うことが推奨されます。
新築RC不動産の考え方
A:マイソクにかかれている情報の中で、注目ポイントをお伝えします
劣化対策等級
建物につくランクのようなものです。
簡単に言うと
「この建物はこれくらい長く住めますよ」と
評価してもらったもので
数字が大きいほど長持ちとなります
1級
建築基準法通り
2級
2世代住める対策ができている
(50~60年)
3級
3世代住める対策ができている
(75~90年)
木造の場合、融資期間に影響する
不動産投資としてみたときに、劣化等級が影響するのは
融資の期間です。木造のアパートの場合
通常は法定耐用年数で22年
そこから金融機関によって30年まで融資期間を
伸ばしてくれる場合がありますが
劣化対策等級の2,3級を取ると
最大で35年で見てくる場合があります
融資期間が5年変わると
ざっくりとキャッシュフロー率が5%近く上昇します
つまり、物件価格の5%分の利益が上がるということで
最終的な手残りに大きな影響が出るとなります
参考note

融資の期間が延びる??劣化等級のマジック??
参考note

当時はメガバンクしか知らなかった木造30年
↑関連記事 わたしが初めて劣化対策等級を知ったとき
木造の不動産を買うなら劣化対策等級は2級以上がおススメ
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