Q199:不動産投資と契約・引渡し 契約書のドラフトを入手

一般的回答
契約書ドラフトを事前に確認する理由
1.交渉余地を残すため
売買契約書は、単なる「テンプレート」ではありません。特約条項や期日、引渡し条件などは交渉によって変更が可能です。事前にドラフトを入手しておけば、不利な条項を見逃さず、修正依頼をかけることができます。
2.専門家に確認してもらえる
契約書は法律文書であり、一般の人にとっては難解な表現も多く含まれます。ドラフトを事前に入手すれば、司法書士や不動産専門の弁護士にレビューを依頼でき、リスクの見落としを防ぐことができます。
3.心の準備ができる
契約書の内容を事前に把握しておくことで、当日の契約締結をよりスムーズかつ安心して進められます。とくに高額な取引においては、納得したうえでサインすることが非常に重要です。
契約書のドラフトに含まれる主な内容
- 物件情報: 登記簿記載の住所、地番、面積、構造など
- 売買代金と支払方法: 手付金、残代金の金額と支払い日
- 引渡し日と条件: いつ引渡されるか、鍵・書類の取り扱い
- 契約解除条項: ローン特約や手付解除、違約時のペナルティ
- 特約条項: 「現況有姿で引渡し」や「境界確認なし」など、投資判断に大きく影響するポイント
- その他の付属資料: 重要事項説明書との整合性も確認すべき部分です
新築RC不動産の考え方
A:買付が通り、手付金を支払った後は購入の条件が折り合えば正式な契約を結ぶことになるのですが、その前に必ずやらないといけないのがドラフトの入手です。
なぜドラフトを入手する必要があるのか?
手続きだけの話をすれば、契約をするときには必ず契約書の中身について読み合わせることが法律で決まっています。なので、そこで確認事項や疑問があれば話し合うことはできます。
ですがそれは形式上の話
実際問題は契約日当日には概ねの段取りが決まっていて、というか何ならその後のスケジュールも決まってくるので、正直そこで契約内容に対して突っ込むのはかなり勇気が必要です。
というわけで買主としては契約日当日までに契約内容についての確認を終わらせておこう という訳でドラフトの入手が必要になります
ドラフトは買主から下さいと言うこと
ドラフト、つまり契約書の草案は必ず存在しますが、売主からすれば余計な交渉事を言われたくないのと、事前提出の義務が無いので 買主から明確に下さいという必要があります。ちなみにドラフトをもらう際は最低でも契約日の3日前には送ってもらうことが必須です。もらったドラフトを確認して質問や修正をいれてもらうのに時間がかかるためです。
なので、買付後に契約日が決まったらまず最初に「○○までにドラフトを必ず下さい」と伝えることが重要です
契約日の3日前にはドラフトを入手
必ず全てを読み込んで不明点を解消すること