Q248:不動産投資と税金 個人と法人での違い
一般的回答
基本的な考え方
不動産投資において「個人で行うか」「法人で行うか」は、税金・融資・経費・リスク管理の4つの観点で大きな違いがあります。
どちらが有利かは一概に言えませんが、規模と目的によって最適な形が変わるため、投資家にとって非常に重要な判断ポイントです。

ポイント
- 個人の場合、所得が増えるほど税率が上がる「累進課税」。高所得者には不利。
- 法人は、税率が一定なので、規模が大きくなるほど法人の方が有利。
- 法人は「経費の自由度」が高く、利益調整がしやすい。
② 経費計上の範囲

法人は「自分自身や家族の報酬・住まい」を経費として計上できるため、お金の流れをコントロールしやすいのが特徴です。
③ 融資の違い
- 個人:属性重視(年収・勤続年数・職業・金融資産など)
→ 銀行は「個人の信用」で融資判断。 - 法人:事業性重視(決算書・事業計画・実績など)
→ 法人の信用と収益性で融資枠が広がる。
個人では年収の5〜10倍が限界と言われる一方、法人では複数銀行との取引によりレバレッジを高めやすいという利点があります。
④ リスクと管理の違い

法人は管理の手間が増えますが、リスク分散・承継対策・長期安定運営には強い構造です。
⑤ どちらが向いているか

まとめ
個人と法人の違いを一言でまとめると、
「個人はシンプルで手軽、法人は戦略的で拡張性が高い」
個人投資家はまず「小さく始めて学ぶ」には最適、
一方で、複数棟・数億円規模を目指すなら法人化が必須です。
最も重要なのは、税率だけで判断せず、
- 将来の規模
- 融資の戦略
- 相続・承継の設計
を含めた長期プランの中で個人と法人を使い分けることです。
新築RC不動産の考え方
A:不動産投資をすれば必ず税務署に申告が必要になりますが、その際に不動産を個人(個人事業主)として買うか、法人で買うかの選択肢があります。
そもそも個人と法人とは何が違うのでしょうか?
◆個人
自分で事業を行うことを指します。個人名だけでなく「屋号」を持って事業を行う場合も個人に含まれます(簡単に言えば「株式会社」や「有限会社」などがつかない会社名のみの状態)
◆法人
人ではない、法律上で人格を認められた存在のことを指します。個人との大きな違いとして、個人は「仕事もする」法人は「仕事だけする」という認識の違いがあります
不動産投資の目的によって一概にどちらが良いかは言いづらいところがあります。また、いつから法人化さるのかなども良く議論になるところでもあります。
次回からはその判断材料となる、個人と法人でも税制の違いについてお伝えしていきます
わたしは不動産を買う前から法人ですすめました、なぜなら、、、





