Q254:不動産投資と出口戦略 出口戦略とは

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A:通常は「撤退」「損失最小化」などネガティブなイメージが強い言葉ですが、不動産投資においては「利益の確定」というポジティブな意味で使われることが多い言葉となります。より細かく言えば「キャピタルゲインを確定させることで総利益を決める行為」と言えます
◆出口戦略の2つの意味
出口戦略をなぜするのでしょうか?理由は大きく2つあって
・現金をその物件を完了させて現金を大きくする
・再レバレッジをかける
に集約されます。
不動産投資における利益の源泉はインカムゲインとキャピタルゲインですが
資産拡大を考えたときに、インカムゲインだけでかなりの時間がかかってしまいます。
例えば
1億の物件で年間の利益が200万
自己資金として1500万を投下しているとした場合
単純計算でも自己資金回収だけで7.5年かかってしまいます
これが3年で1億1000万で売却という出口戦略を
描くことができれば
3年間のインカムゲイン600万
キャピタルゲインとして
自己資金投下分の1500万と
1000万の値上がり分
実際にはここに残債の返済分も乗っかってきて
3000万以上の現金を作ることが可能となります
この3000万を次の物件の自己資金額に投入すれば
2億近い物件に3年でチャレンジすることができます
出口戦略において大切なことは
自分の資産形成のシナリオをと照らし合わせて
いつどれくらいの金額で売却することで
トータルの利益を出すか
シミュレーションすることです。
一度買ってしまえば、そこからお置き換えることは
難しい、だからこそ買う段階から出口戦略を想定することが凄く大切です
「いつまでにどれくらい儲けたい」があるから
出口戦略に意味が生まれる
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