不動産投資ひとくちQ&A

Q82:不動産投資で成功しているとはどういう状態ですか?◆インカムゲインを決めるパラメータ①利回り

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A:利回りは不動産投資に限った話ではありませんが特に不動産投資での使われ方は 年間賃料 ÷ 不動産購入価格 で表すことができます。

例)1億円の物件が
年間に600万の家賃収入を
生んでくれる場合
6.0%  = 600万 ÷ 10000万円

利回りが高いということは
1、年間賃料が高い
2、不動産価格が安い
ということになりますので
良い不動産となります。

「何%の利回りだから良い」という考えは無い

では不動産投資を始めるときに何%以上なら良いのでしょうか?残念ながら明確な答えはありません。というのも、地域によって利回りが違い過ぎるからです。例えば、四国や東北の人口の少ない地域では炉周り15%とか20%それ以上もザラにあります。一方で都心3区(中央区、港区、千代田区)なんかでは3%、4%で売りに出されている不動産もたくさんあります。これはひとえに、都心のほうが賃料も高いけど、それ以上に土地の金額が高いと言えます。

大切なのは近隣と比べて高い利回りかどうか

不動産投資を始めるのであれば、重要なのは狙うエリアではどの程度の利回りが平均的か?という相場感です。その相場感と比べて高い利回りの不動産を買うことができれば、不動産投資の成功には一歩前進となります。

利回りの相場感を体得することが不動産投資の第一歩

アップデート情報 2024年3月

不動産投資における成功の重要な指標の一つが、インカムゲイン、特にその核となる「利回り」です。利回りは、不動産から得られる収入を物件価格で割ったもので、投資の効率を示す重要なパラメータです。利回りが高いほど儲かる。にも拘わらず一方で都会になればなるほど利回りが低くても人気なのはなぜでしょうか?

  1. 安定性: 都心部の不動産は、一般的に安定した需要が見込めるため、投資の安定性が高いとされます。経済活動が集中する地域では、住居やオフィススペースへの需要が絶えず、空室リスクが低くなります。
  2. 資産価値の長期的な増加: 都心部の土地や物件は、時間が経つにつれて価値が上昇する傾向にあります。都市の発展とともに、これらのエリアの不動産価値は長期的に見て上昇しやすいです。このため、キャピタルゲイン(資産価値の上昇から得られる利益)を目指す投資家にとって魅力的です。
  3. 流動性: 都心部の不動産は、その地理的な利便性と需要の高さから、売却時の流動性が高いという利点があります。必要が生じた場合には比較的容易に資金化できるため、投資家にとってはリスク管理の一環としても有利です。
  4. 再開発と成長の機会: 都心では再開発プロジェクトが頻繁に行われるため、新しいビジネスの機会や地域の価値向上が期待できます。これにより、投資した不動産の将来的な収益性や資産価値がさらに向上する可能性があります。
  5. プレミアム感: 一部の投資家にとって、都心部の不動産はステータスやプレミアム感を象徴するものとなり得ます。これらの物件を所有することは、単に経済的なリターンを超えた満足感を提供します。

結論:都心の不動産投資が低い利回りにもかかわらず人気があるのは、その安定性、長期的な資産価値の増加、流動性、再開発による成長の機会、そしてプレミアム感といった独自の魅力によるものです。これらの要素は、都心の不動産が多くの投資家にとって、ただ収益を追求する以上の価値を持つことを示しています。このように、不動産投資の成功は多面的な視点で評価されるべきであり、単純な利回りだけでは測れない深い魅力が都心の不動産にはあるのです。

結論

目の前の収益は利回りでわかる。
しかし長期的な資産形成は利回りの奥を見る必要がある

【テーマ】
「インフレ時代の不動産投資 変わるルール/変わらないルール」

【日時】
 対面:4月20日(日)9:30〜11:30 @23区
 Web:4月22日(火)20:30〜22:30 @Zoom

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プロフィール
新築RC不動産
新築RC不動産
東京23区を中心に、新築RCマンション6棟の不動産オーナー。総投資額9.5億。会社員をしながら資産形成をする考え方と道のりを発信。

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