Q99:最良の不動産って数字でいうと何になるんですか?◆稼働力⑤賃料相場

A:検討する不動産と同じ条件の
競合不動産が何円で賃貸に出ているのか
調べることです
同じ条件とは
・部屋の平米数
・築年数
・構造
・駅徒歩
で見ます
わたしの結論は
相場と同じ賃料にして
それでもキャッシュフローが25%を超えれば
OKとしています
ポータルサイトで競合物件を探す
HOME’sやsuumohは一般的には
お部屋を借りたい人が見るサイトですが
不動産投資家にとっては
最強の競合物件探索サイトです

自分が買おうとしている物件と同じ
条件の部屋が何円で貸しに出されているのかを
チェックすることで
おおよそどの程度の賃料
そこからキャッシュフローが見込めるかを
想定します
同じ条件の部屋とは
もちろん全く同じ部屋が
見つかる可能性は低いので
ある程度の幅を持たせて検索します
わたしの場合
買いたい物件の情報を基準にして
・部屋の平米数
→±5平米の㎡単価
・築年数
→新築~築15年まで
(わたしは新築しかやってないので
15年先まで見ているという意味です)
・構造
→同じ構造の物件
・駅徒歩
→±3分
↑の条件に当てはまる不動産を検索して
全てリスト化して並べ替えます
もっと細かく言えば
実際は何階の部屋か
部屋の形は真四角?
デザイナーズかどうか
設備の有無とグレード
なんかにも賃料は影響しますし
時期によっても賃料相場は変わります
いっぱんに12~3月は一番入居が決まるので強気な
賃料になりがち
逆にGW以降~8月は引っ越す人が少ない時期なので
賃料が低くなりがち
詳細は言い出せばキリがありませんが
初級ではここまで見なくても良いと思います。
何件ヒットするか
重要な視点に
↑の基準で検索をかけたときに何件くらいヒットするか
に注目します

↑例えば 東京駅 25平米 駅15分以内 築20年以内 構造RC
で検索すると75件見つかりました
この75件をすべて検索する!
って考えると負担大きいですよね
安心してください!
実態はそんなに多くありません
違う不動産業者が
同じ物件を紹介しているケースが
よくあるので
それを除けば半分以下になります。
むしろここで注意しないといけないのは
検索結果が極端に少ない、
または極端に多い場合
わたしが見ている23区の感覚で言うと
まず検索結果が5件以下など
少ない場合は
「そもそもそこにそんな物件が建てられない」
ex)地盤が緩いのにRCを建てようとしている
などのケースを疑います
また検索結果が100件以上と
極端に多い場合は
「需給のバランスが崩れている」
ex)大口顧客になる工場や学校が移転した
などを疑うようにしています
今回はこれくらいで
賃貸相場は奥が深いのでまた
詳細は今後もお伝えしていきます
競合する物件の数と賃料を見れば
どれくらいのキャッシュフローを生むか想像できる
アップデート情報 2024年5月
不動産投資の成功を目指す上で、「賃料相場」は物件の価値と収益性を評価するための重要な数値指標です。賃料相場は、そのエリアで一般的に支払われる賃料の平均を示し、不動産の収益性を判断するのに欠かせないデータです。
賃料相場の重要性と影響
- 物件の収益性: 賃料相場は、物件の収益性を評価するための基本的な指標です。賃料相場が高いエリアに位置する物件は、安定した賃料収入が見込め、投資の成功に貢献します。
- 適切な賃料設定: 賃料相場を知ることは、物件の賃料を適切に設定する上で不可欠です。市場の賃料相場に基づいて設定すれば、過度に高い賃料による空室リスクや、低い賃料による収益減少を防ぐことができます。
- 需要と供給のバランス: 賃料相場は、そのエリアでの需要と供給のバランスを反映しています。賃料相場が高い地域は、需要が強い一方で供給が不足していることを示すため、賃貸市場で優位に立てます。
- 物件の競争力: 賃料相場は、周辺物件との競争力を評価するための指標でもあります。相場よりも賃料が高すぎる場合、テナントを見つけるのが難しくなるため、相場と比較して適切な賃料を設定することが重要です。
数値としての賃料相場
- 月額賃料の平均:エリアごとの1ヶ月あたりの平均賃料。物件の規模やタイプ(1R、1LDK、ファミリー向けなど)ごとに平均賃料を把握します。
- 賃料の推移:賃料相場は経済状況や地域の発展に応じて変動するため、過去数年の推移を見て長期的な動向を理解します。
- 平方メートル単価:賃料を物件の面積で割った「1平方メートルあたりの賃料」は、物件の規模による違いを考慮した上で、エリア全体の賃料相場を把握するのに役立ちます。
賃料相場を活かす戦略
- リサーチ:物件があるエリアの最新の賃料相場を調査し、競争力のある賃料を設定することが必要です。
- アップグレード:物件をリノベーションすることで、賃料相場に見合った収益性を確保できます。
- 長期契約:テナントとの長期契約を促すことで、安定した収益を維持できます。
結論
相場を理解し、相場に合わせた賃料で利益が確保できれば、
不動産投資で破産することは無い