【0〜1棟目 #182】4000万の借用書

不動産業界には悪い人がたくさんいる
と良くいわれます。
騙すように儲けて、潰れてはまた会社を起こし
ニュースに取り上げられるような悪い人でも
ある一面ではそうでなかったり。
結局ミクロな戦いができることが
不動産の魅力なんだと思います
仲介の担当さん
「結論から申し上げますと、今回のお金に関しては
弊社が設計・工事会社に不足分のお金を
立て替えてお支払いすることで
当初の予定通り建設して頂く段取りにしています。」
わたし
「???」
つまりこういうことです。

↑金融機関から振り込まれる流れ

↑設計・施工会社さんの希望
今足りていないのは
着工時:1500万
上棟時:2500万
合計 4000万
この4000万を仲介業者さんから
設計・工事会社さんに支払って
そのかわり
完成時に入金される
5000万の内
4000万を仲介業者さんに返す
これを無利息で実行することで
滞り無く建物を建てる
という内容です。

元々押印する契約書とは別に
もう一枚、ぺら紙が用意されていました。
この1枚の紙に先ほど説明された
・仲介業者さんが設計施工業者さんに4000万貸すこと
・完成する際の実行時に4000万を仲介業者さんに返すこと
がいわゆる甲乙なんとやらと契約書っぽく書いてあります。
既に設計・施工業者さんの印は押されていました。
仲介業者さんの印も押されています。
後はわたしだけ
わたしはされるがまま、
何も言い返せませんし、ただ話を聞くだけです。
正直、今振り返るとこの状況ってかなり
危険だったなと思います。
1億円以上のお金の話をしているのに
全く主導権が握れていません。
偶然にも良い会社さんにご縁頂いたおかげで
なんとかなりましたが
もしこの瞬間に悪意を持たれていたり、
今回のような臨機応変な
対応をせずに放置されていたら、、、
わたしの不動産は完全に終わっていたか
かろうじて続けることができても資産形成としては
相当なスケジュールの遅れが発生していたはずです。
わたしの周りでも不動産を始めたい人から
何から始めればいいですか?と
相談をうけるケースはあるのですが、
1棟目から土地から始める新築について
最強とは思うのに
おススメしないのは
考慮すべきポイントが多くて、
一歩間違えると
不動産としては即死亡しかねないからです。
わたしも6棟やってきてようやく
一通りのトラブルや問題にも対応できるように
なってきたかなと思います。
今、少しづつ書き貯めているこのnoteが
もし将来、土地からの不動産をやりたい人にとって
何かの足しになればいいなと改めて思います。

「1棟目の不動産完成まであと13カ月」
「2棟目の不動産を買うまであと??カ月」