【0〜1棟目 #25】初めての合同会社設立。決算は9~11月が良いワケ

初めて合同会社を作ったときに
迷ったポイントと
何を考えてどうしたかをお伝えします。
シリーズ第6話目です。最初から見たい方はこちらから

税務署がやる気を出す時期、やる気が出づらい時期
税務調査は1年を通して実施されていますが、
元税務署の査察官だった方に聞くと
「年間での目標金額」を目指して活動しているそうです。
その方曰く、年度の最初に大口
(たくさん追徴課税を取れた税務調査という意味)を
取って、年間の目標金額を達成すると
後半は税務調査に出たつもりで、
一日マンガ喫茶でのんびり過ごしていた
だそうです^^
税務調査=人の意志という不確定さ
税務調査を人の手でして、人が判断している。
当然、決められたルールに従うわけですが
世の中は全て明確にカテゴライズできるほど
わかりやすくはありません。
経費だってそうです。
それが仕事をする上で必要な支出なのか
はたまたプライベートなのかを
明確に線引きすることはできないのです。
仕事=自己成長=経済=楽しみ=貢献
が理想と思っているわけですから。
ここは会社員と経営者の明確な差かなって思います。
査察官だって転勤する
話がそれてしまいました。
税務調査を極力避けるための決算月の設定ですが
決算月によって
だいたい税務調査を受ける時期は
決まります。
例えば3月決算の場合
確定申告は5月末までに提出が必要となります。
すると税務調査を受ける場合はそこから数か月後
というのがだいたい決まります。

↑ 3月決算の場合
もうひとつのポイントは
査察官は決まった時期に転勤するということです。
7月10日は税務署職員の転勤日になっています。
転勤を終えて秋ごろから税務調査が始まる。
そして、税務署職員の人事評価は
通常の企業同様に3月末。
3月を超えて人事評価がついた査察官は
7月には転勤してしまう可能性を考えます。
もし、転勤してしまえば
4月~6月の成果は評価に入らないということです。

↑ 図にするとこんなイメージ
まとめ
内側から見ると面白いですね^^

