【1〜2棟目 #68】銀行面談 なぜ銀行は会社員に1億円を貸してくれるのか

1億円を借りるための銀行面談中です
地方銀行なので最初に居住地区のことを聞かれました
面談はまだまだ始まったばかりです

↑前回のお話はこちら
(正直、転勤はしないなんて保証は
無いけど、ここは上手に話すしかないなー
融資担当さんも
そう仕向けているような聞き方だし)
なんて笑顔の裏側で汗をかいていると
次の話題がきました
融資担当さん
「今回は、不動産事業に対する融資かと思うのですが」
「実は銀行業界としても頼らざる得ない実情があります
わたし
「実情、、、ですか??」
融資担当さん
「ご存じの通り、銀行業は
金利で食っている仕事なわけですが
ここしばらく金利は低迷が続いておりまして」
「そうなると支店としては
グロスの大きな融資をしたくなります」
わたし
「それに不動産がちょうど良い、、、」
融資担当さん
「おっしゃる通りですね」
「企業に貸し出す事業融資では
1億以上の額はそうそう出ませんので」
「とそんなわけで銀行としては不動産を
支店としては取り組みたいわけですが
本来経営者でも無い方に
いくら不動産という担保があるとはいえ
融資をすることは認められづらいです」
「それでも昨今の不動産賃貸業に対する
融資が成り立っているのは2点」
「一つは、会社員さんとしての社会的信用力」
「2つ目は、預金」
「不動産のそのもの収益と合わせて、
会社の安定性と預金を合わせることで
万が一不動産に何かがあっても
倒れることは無いだろう」
「とこんなロジックで成り立っています」
ものすごく詳しく実情を話してくれます
わたしはただうなずくばかりです
融資担当さん
「ただ、だからと言って不動産への融資が増えると」
「銀行としての貸し出しバランスが偏ってしまいます」
「全体のポートフォリオが不動産に寄りすぎると」
「金融庁から指導が入ってしまいます」
「そんな懸念の中で
さらに負いうちで先日のかぼちゃの件です」
「銀行によっては
一気に融資を締め切っていますが
当行はポートフォリオの
不動産比率がそこまで高くないので
なんとか取り組めると
そんな状況になります」


支店には支店の事情があるんだなと
支店には支店の事情があるんだなと
とても納得できる話です
聞きながら予感は確認に変わります
(この人は融資をしたい人なんだ!)
だからこそ
これだけ実情を話してくれているのだと
そう理解しました
融資担当さん
「そんな中、今日特に
直接伺っておきたいことがありまして、、、」
空気観が少し変わるのを感じました
わたしの回答の仕方で融資の結果が変わる
質問がくる
そう思いました

「2棟目の不動産を買うまであと2.1カ月」