【2〜3棟目 #11】意思と意思のぶつかり合いの先に新しい選択肢

3棟目の不動産契約をローン特約を使って
解除しに来ています
そもそもなんでこんなに
揉めることになっているのでしょうか?

↑前回のお話
仲介御者の2人は
わたしの横に座っていましたが
わたしは真っすぐ
施工業者さんのほうを見たまま
仲介業者さんへ質問を続けます
わたし
「Sさん。わたしは今こうして訴えられる状態に
なっているわけですが
改めて振返ってわたしの何が問題だったのか
考えています」
「元々わたしが絶対に契約すると宣言していて
にも拘わらず一方的に契約解除をしたいと
申し出るのであれば
あるいは訴えられるのも仕方がない状況かと思います」
「わたしは御社には一番最初から
金利1.5%以下じゃないと取り組みませんと
お伝えしていたと思いますが」
「それで事実1.75%の融資承認が降りて
でもその融資は使えないとすることが
訴えられるほどの契約違反なのでしょうか?」
横で仲介業者のSさんが
焦っているのは感じ取れます
ですがそれと同じくらい
目の前に映る
施工業者さんも焦ってきている様子が
感じ取れました
わたし
「Sさんとしてはこの状況は
どう考えていらっしゃるのか
教えて頂けますか?」
Sさん
「、、、、っ」
重苦しい空気が最高潮になります
ただこれまでわたしに向けられていた
敵意が無くなって
混沌としている状況になっている
そんな手ごたえを感じていました
、
、
、
暫く沈黙が続き
ふと、わたしの真横にいた仲介業者さん
Sさんの上司がポツリと話しました
上司さん
「0.25%の金利は
金額に直せばどの程度の額になりますでしょうか?」
わたし
「金額?」
上司さん
「はい、今、0.25%の金利差でキャッシュフローが
基準を満たさないと仰られたかと思いまして」
「逆に金額が何円であれば
キャッシュフローが改善されて
基準にのるのかと思いまして」
わたしはその場で
パソコンを開き
収支のシミュレーションシートを
やりなします
本当はその場ですぐに回答できますが
念のために再計算しておきたいのと
重みを持たせるために再度計算をします
わたし
「700万です」
施工業者さんもSさんも上司さんをじっと
見つめて何も言いません
上司さん
「、、、700万」
「では700万不動産価格をお値引きしますので
それで手を打って頂けませんか?」
想像もしていなかった提案がでてきました
わたしの緊張がピークに達しました

「3棟目の不動産を買うまであと?カ月」