#39 ローン承認期限まであと3日…

こんにちは、新築RC不動産女子です。
このブログでは、不動産投資初心者の方々に向けて、新築RC不動産さんから学んだ知識や実践をシェアし、私の経験を元に不動産の世界を30代の女性目線から分かりやすく解説していきます。
前回は、次なる一手として「新しい自宅」を購入するまでのエピソードをお話しました。
今回は、その自宅がどんなお部屋だったのか、そして購入までに起きた“逆転劇”についてご紹介します。

話題のエリアで見つけた、理想の4LDK
今回選んだ自宅は、中央区でも坪単価がぐんぐん上昇している人気エリア。
窓からは緑豊かな内庭が広がり、少しだけ海も見えます。
お部屋はなんと 4LDK!
前回の自宅売却で「ロットが大きいほどキャピタルゲインが増える」ことを学んでいたので、今回はなるべく広い物件を狙っていました。
そして出会ったのが、この物件。
間取りはきれいで、落ち着いたグレージュ基調の内装も魅力的。ほぼ満点に近い条件だったので、内見後「ここだ」と確信し、すぐに買付を提出しました。
絶対条件はフルローン
私の購入条件は「フルローン」。
前回の売却益はあるものの、諸経費での持ち出しを想定すると崩したくない。ただし物件価格では一切手出しをしたくない。――それがマイルールでした。
そこからは、まるで投資物件購入と同じく「金融機関ローラー作戦」開始。期限は2週間でした。
まずある大手銀行に電話すると、「融資は最大80%まで」との回答。
他の大手銀行はというと、すべて審査落ち。
なかなか厳しい…
続いてネット銀行へ。
前回利用した銀行も、金額が大きいせいかNG。P銀行とI銀行は審査通過するも「手出し2,500万円が必要」との条件。しかも本審査で減額される可能性も…。
「絶対フルローンじゃなきゃイヤ!」という私は、諦めず地方銀行もあたります。C銀行で審査は通ったものの、やはり満額は出ず…。
気づけば、残り1週間。あと1週間でフルローンが出る銀行を見つけなければ、夢の物件は手に入りません。
最後の逆転劇
金融機関ローラー作戦を実行していましたが、期限まで残り3日に。ドキドキ…
ふと思い立ち、最初に電話したあの大手銀行に再度連絡してみることに。80%までの融資と言われた銀行です。
「実は他行でフルローンが出ているのですが…最初にご対応いただいたのが御行で、とても丁寧に対応してくださったので、できれば御行にお願いしたいんです。」
そう伝えると、思いが伝わったのか、「社内で一度検討します」との返答。
最後の頼みとお伝えし、期限が迫っていることをはっきりお伝えしました。
そして残り2日となった午後、その銀行から連絡が――「再審査します」との朗報!追加の必要書類を急いで揃え、すぐに送付しました。
期限前日。
ついに連絡が入りました。
「フルローン、承認です。」
驚きと喜びで舞い上がりそうになりながらも、冷静を装い、まずは感謝をお伝えしました。金利交渉も少し頭をよぎりましたが、ここまでしていただいたこと、そして期限が迫っていたことから、今回は断念。
結果、フルローンかつ金利も少々調整いただけた唯一の銀行となり、不動産会社を通じて売主さんにも正式に購入の連絡を入れることができました。

あきらめない気持ちと、丁寧に気持ちを伝える力
今回のやり取りを通して、あらためて心に残ったことがあります。
それは、「あきらめずに動き続けること」と、「勇気を出して、丁寧に気持ちを伝えること」が、結果を大きく変える力になったということです。
期限が迫る中、どの銀行からも難しいと言われても、「きっと大丈夫」と自分に言い聞かせながら、毎日コツコツと連絡を続けました。
そして、一度は80%までしか融資が出ないと聞いていた銀行に、思い切ってもう一度ご相談したこと――それが、すべてのきっかけになりました。
「一番親身になってくださった御行に、ぜひお願いしたいんです」と、素直に丁寧にお伝えできたこと。
それは単なる交渉や条件のやり取りではなく、“人と人との信頼や想い、ご縁”を再確認できたことだったように思います。
不動産購入は、運やタイミングももちろん大切。
でも、その運を引き寄せるのは、前向きな行動と素直な思いなのだと、今回あらためて感じました。
次回もこのエピソードの続きをお話しします。お楽しみに!