不動産投資ひとくちQ&A

Q187:不動産投資と交渉 値段交渉の基本

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一般的回答

1. 物件の状態

  • 修繕の必要性: 物件の現状が修繕を要する場合、修繕にかかる費用を考慮して価格交渉を行うことができます。たとえば、屋根や配管の修理が必要な場合、それに相当する金額を値下げ交渉の根拠とすることが一般的です。

2. 空室率

  • 空室の長期化: 物件が長期間空室状態にある場合、その理由を分析し、価格交渉や賃料設定の見直しを提案することが有効です。空室が多いと、収益性に影響を与えるため、売主は早期の売却を希望するかもしれません。

3. 賃料水準

  • 市場との比較: 物件の賃料が周辺市場と比較して高い、または低い場合、その点を交渉に活かすことが可能です。市場平均より低い賃料であれば投資価値が高いと主張でき、高い場合は価格交渉の余地があると指摘できます。

4. 物件のロケーション

  • 立地の利点と欠点: 物件の立地が商業活動や住宅需要に与える影響を評価し、それを交渉の材料にします。例えば、交通の便が悪い、騒音が多いなどの問題がある場合、それを理由に値下げを要求することができます。

5. 法的・規制の問題

  • 建築規制や法的制約: 物件が特定の建築規制や歴史的保存規定の対象である場合、これらが将来の開発や利用に制限を加える可能性があります。これを交渉においてリスクとして提示し、価格の調整を求めることができます。

新築RC不動産の考え方

A:交渉するための理由をお伝えしています
全壊は売主の情報から
交渉できるポイントをお伝えしましたが
今回は物件情報からのポイントです

1,立地条件

駅からの距離や人口動態は勿論ですが
マイソクだけではわからない
物件の周辺環境などが交渉の材料になるケースがあります
嫌悪施設、景観、騒音、臭気などが
悪い場合交渉の材料として持ち出すことが可能です

2,レントロール

以前もお伝えしましたが
入居次期と賃料の関係
水道代のようなキャッシュフローに効いてこない
収入を収益計算の対象外するなどが有効なケースがあります

参考記事
Q151:不動産投資の資料請求って何を確認するの? レントロール
Q151:不動産投資の資料請求って何を確認するの? レントロール

3,大規模修繕の履歴

大規模修繕が起こると数年分のキャッシュフローを
一気に投下しなければいけなくなります
特に10年程度たった不動産を買う場合は
過去に大規模修繕を実施しているかどうかを
確認します。仮に無ければ
大規模修繕相当の値引き交渉を持ち出す余地が生まれます

4,引き渡し日

明確なデッドライン
引き渡し日が伸ばせない場合は
売主がそこまでに現金を必要としていることが
わかるので酵素湯の余地が生まれます

5,空室

現状空室があれば、その理由
空室期間などから、交渉を入れる余地が生まれます

6,全部事項証明書

抵当権の欄をみると
売主が融資で所有している場合
金利と借入額が記載されているので
残りの残債からどの程度まで値段が落ちても
どれくらいの利益が出るかが想像できます

表に出てこない
不安要素を全て数字に置き換えることで
交渉の材料にする

【テーマ】
「インフレ時代の不動産投資 変わるルール/変わらないルール」

【日時】
 対面:4月20日(日)9:30〜11:30 @23区
 Web:4月22日(火)20:30〜22:30 @Zoom

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プロフィール
新築RC不動産
新築RC不動産
東京23区を中心に、新築RCマンション6棟の不動産オーナー。総投資額9.5億。会社員をしながら資産形成をする考え方と道のりを発信。

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