Q197:不動産投資と契約・引渡し 買付申込

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一般的回答
買付申込が大事な理由
1.交渉のスタートライン
買付申込を出さなければ、どれだけ物件に興味を持っていても「購入する意思がない」と見なされ、交渉の土俵にも上がれません。特に人気物件や競合が多い案件では、「誰が最初に買付を入れたか」が極めて重要になります。
2.価格・条件の打診
「いくらで買いたいか」「いつ決済できるか」「ローンを使うかどうか」といった条件を提示し、売主が交渉に応じるかどうかを判断する材料になります。買主側としては、自分の希望条件を明確に伝える最初の機会です。
3.優先交渉権の獲得
売主が買付申込を受け取った場合、その内容によっては一時的に「他の購入希望者との交渉を止める」対応を取ることもあります。つまり、買付を出すことで“交渉の順番待ち”に入れるという意味合いもあります。
買付申込書に書かれる主な内容
- 購入希望価格: 売出価格に対して、そのまま提示するのか、値引きを希望するのかを明記
- 希望決済日: 売主・買主・銀行などの都合を踏まえて、いつ引渡し・決済ができるか
- 融資の有無と内容: 現金購入か、融資利用か。融資額や金融機関の予定も記載します
- 有効期限: この買付申込の回答をいつまでに欲しいか(通常2~3日程度)
- 特記事項: 「〇〇の修繕を前提とした価格です」など、独自の条件がある場合に記載
- 署名・捺印: 本人確認のための基本的情報
買付申込は、契約への“入り口”
新築RC不動産の考え方
A:この物件を買いたいと思ったときに最初に売主に提出する資料が買付申込書になります

参考記事

現金が最強説
フォーマットは様々ですが
どこの不動産をいくらで買いたいのか
そしていつまでに判断するのか
と言うのを書いてあるのがポイントです。
先にお金を支払うことで売主さんにも
力を持ってこの件を他の方に渡さないでください
と言う強いメッセージが伝わります
ただ、強いメッセージだとしても
法的な拘束力はありません
この買付を出す順番と言うのが早い順に
1番手
2番手
3番手と
交渉権を得るようなイメージになりますが
そこはあくまでも買主と売主、そして間にいる
仲介業者との信頼関係でなりたっているので
1番手を挿げ替えられてしまうことも
場合よってはあります
不動産投資を始めた当初は
買付申込を入れること一つとっても
ドキドキしますが
おススメは
「どうせ法的拘束力無いし」
「融資つかなかったら解除するし」
それくらいの気持ちで一歩踏み込んでみても
いいかもしれません
契約の第一歩は買付申込から
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