Q144:不動産投資の交渉は誰にするもの?

一般的回答
1. 売主
不動産の所有者、つまり売主との直接交渉が最も一般的です。これは個人売主の場合もあれば、企業やデベロッパーが売主の場合もあります。売主と直接交渉することで、物件の詳細や購入条件について詳細に話し合うことが可能です。
2. 不動産仲介業者
多くの不動産取引では、売主や買主の代わりに不動産仲介業者が交渉を行います。仲介業者は売主や買主から委託を受け、その利益を最大化するよう努めます。専門的な知識と経験を持つ仲介業者を通じて交渉を行うことで、より効果的な結果が得られることが多いです。
3. 法律顧問や弁護士
交渉内容が複雑である場合や、法的な確認が必要な場合には、法律顧問や弁護士が交渉に参加することもあります。これには、契約の条項の確認や法的なリスクの評価などが含まれます。
4. 金融機関
特に融資を利用して不動産を購入する場合、金融機関との交渉も重要になります。融資の条件、利息率、返済計画など、購入の全体的な費用に大きく影響する要素を交渉します。
5. その他のステークホルダー
場合によっては、地方自治体や共有者、テナントなど、物件に関連する他のステークホルダーとの交渉が必要になることもあります。これは物件の位置や特性、現在の利用状況によって異なります。
これらの交渉相手を理解し、それぞれに適したアプローチを取ることが、不動産投資における成功につながります。各交渉段階で適切な準備と専門的な支援を求めることが重要です。
新築RC不動産の考え方
A:売主、仲介業者、金融機関、管理会社 交渉は全方位的に実施します
不動産投資における交渉というと、「物件を安く買う」という意味で売主との交渉を想像すると思います。でも、不動産投資で大切なことはキャッシュフローなので、そう考えると購入金額を安くするだけでなく、買う際の諸経費や購入後のランニングコスト、融資の返済金利など、あらゆる面で交渉の余地があるということです。
◆仲介業者
仲介手数料の交渉。たまに物件価格の3%+6万と決まっていると勘違いしている人がいますが、実際は上限であって、下げる余地は十分にあります
◆金融機関
融資の条件はまさに交渉が重要な場面です。融資期間は長く、融資額は大きく、金利は小さくできれば自己資金を減らしつつ、毎月の返済額を減らすことができます
◆管理会社
購入した不動産の集金やクレーム対応、清掃などは全てお金をかけて、オーナーの代わりにやってくださいますがランニングコストとしてもろにお金がかかります。必要な項目に絞ったり、毎月の実施回数を減らしたり、そもそもの管理料金を交渉することで出費を減らせます
投資なのにこれだけ交渉の余地があるのが不動産の良いところ