Q208:不動産投資と満室経営 管理の基本 客付け業者とのお付き合い

一般的回答
客付け業者との付き合いが重要な理由(なぜ大事か)
1.空室を埋める主力パートナーだから
実際に物件を紹介してくれるのは、ポータルサイトではなく“現場の営業マン”です。どの物件を紹介するか、どの物件を後回しにするかは、その担当者次第。つまり「物件を気に入るか」より「業者に覚えてもらえるか」が重要になります。
2.競合物件の中で“選ばれるか”は関係性で変わる
似た条件の物件が並んでいる中で、営業担当者に「この物件、決めやすいです」と思ってもらえれば、優先的に紹介されます。日頃の関係性や信頼感が、その判断に大きく影響します。
3.マーケット情報が早く手に入る
仲介業者とのネットワークがあれば、エリアの相場、人気設備、フリーレントの有無など、リアルな情報を素早く把握できます。これにより、募集条件の見直しや先手の対策が取りやすくなります。
客付け業者との付き合いにおける主な実践ポイント
1.物件の「印象」を整えておく
- マイソク(物件チラシ)を見やすく、魅力的に
- 写真や間取り図の精度を高め、広告掲載しやすく
- 募集条件を明確に、わかりやすく提示する
2.「レスポンスの早さ」を武器にする
- 入居申込が入った際の返答を迅速に
- 条件変更や交渉もスピード感を持って判断
- 管理会社との連携が早いことも、信頼につながる
3.現地訪問・営業訪問で顔を覚えてもらう
- 管理会社任せにせず、自ら仲介店舗に挨拶へ
- 物件資料を直接届ける、差し入れを持参するなどの工夫
- 「このオーナーは協力的」と感じてもらえると、紹介率が上がる
4.AD(広告料)や条件面の柔軟性も交渉材料
- 競合物件と比べて、AD(広告費)を意識的に設定
- フリーレントや礼金ゼロなどの特典を一定期間つけることで、営業マンの「紹介しやすさ」を高める
新築RC不動産の考え方
A:不動産オーナーとしては通常借りてくれる
ギリギリ高い賃料を設定するわけですから
何もしなくても決まるような物件になることは
少ないわけです。そんな時に大切になってくるのが
客付け業者さんとの関係です
客付け業者さんは
仲介手数料とADで売り上げを建てている
職種になります。
仲介手数料は入居が決まった時に支払うお金ですが
概ね金額が決まっていて
賃料の0.5~1カ月分をお支払いします
一方でADとは何でしょうか?
これは「advertisement」の略で
広告費と呼ばれるものです
よくAD100%、AD200%などど表現するのですが
これは100%=賃料1カ月分 200%=2カ月分
という意味です
仲介手数料に上乗せしてお支払いすることで
客付け業者さんからすれば
同じ仕事をしたのに通常の2倍3倍と儲かる仕事になります
つまり、客付け業者さんに自分の物件を紹介してもらうには
より簡単に儲かる=ADを多めに支払うという話になります
ただ、ADは支払えばそれだけ自分の収益を圧迫しますので
相場がどれくらいのADか
自分が確保したい利益
のバランスを見ながら最適なADを設定していくことが
大切になります
おススメ物件は他の誰でも無く
客付け業者さんが儲かるから紹介している