【1〜2棟目 #55】突然の電話×23時×「土地出ましたよ」

ローン特約の延長を決めた夜
はじめての経験と万が一間違えると
数千万の土地を買わざる得なくなるんじゃないかと
お家で瞳孔全開で冷や汗を流していたとき
突然着信が鳴りました、、、、
はっ!とスマホの画面を見ます。
「Sさん」と表示されています。
(Sさん、、、、、、ああああっ!!!!)

そうです、セミナー会場でご挨拶させて頂いた社長
その社長にご紹介頂いた仲介業者さんです。
最初の面談をしてから3カ月程度が経っていました。
何度こちらから電話してもつながらなかったのに
しかも今の時間
23時を超えています、、、、
(これは絶対何かある)
そう直感して、スマホを取ります
わたし
「もしもし!!」
Sさん
「も~~~~~~しわけございませんっ!!」
まぁそりゃ謝罪から入りますよね
何となく想像していた通りのオープニングです
Sさん
「何度もお電話頂いていたいたのに
完全に無視しておりました!!」
「しかもご返信するのもこんな深夜でっ!!」
わたし
「てっきり、わたしは
客になりえなかったのかと思ってました」
思わず嫌味っぽく応えてしまいました
わたしのレベルもまだまだです
Sさん
「へっ!?」
わたし
「所詮、ただの会社員ですから。
御社とお付き合いするに値しない
低い属性、レベルなんだろうなーって」
Sさん
「いやいやいやいや~~~っ」
「ぜんっっぜん、そんなことありませんから!!」
23時とは思えないテンションの高さです
営業っぽい感じです。
少し言いたいことも言って落ち着いたので
テンションを切り替えます
わたし
「で、どうされたんですか?」
「こんな時間に電話ってことは何かあるのかなって、、」
Sさん
「はい、、、まずは改めて
本当に申し訳ありませんでした」
「あのご面談の後、寝込んでいて、
そこから仕事が立て込み続けていたなど
言い訳もあるのですが、
正直、ご紹介できる新規のご案件が
出てなかったのが本音です。」
どこまでが本音かは
今はどうでもよいです
話を聞きます
Sさん
「ですが、ちょうど夕方に新しい土地が出まして」
「見た瞬間、いけそうなモノだったので」
「瞬間に設計屋に無理やりラフプランを作らせまして」
「成り立ったので連絡差し上げた次第です。」
わたし
「概要と数字はどんなものですが??」
Sさん
「荒川区、駅8分、RCで8戸」
「利回りは強気で8%切るくらい」
「弱く見ても7%は越えます、、、」
誤りモードで声高く話していたはずの
Sさんは、いつの間にか低い落ち着いた話し方に
変わっています。
営業スキルが高いのを感じますが
ここで流されては判断を間違えます
わたし
「手書きでもなんでもいいので資料下さい」
「あと、、、、スルガの件以降
会社員向けの融資が一斉にダメになって、、、」
Sさん
「見えています。2行
すでにある程度グリップできています」
遮るように言われましたが
悪い気はしません
融資も見えている!?
今日2回目の冷や汗が出てきました

「2棟目の不動産を買うまであと3カ月」