【3〜4棟目 #67】14センチ土地が狭くなっても建物は予定っ通り建てれるのか、、、

施工業者さんから、土地が狭くなったことで現状のままのプランで建てられるか非常にきわどいところだ、と連絡をもらいました。

ということで
いつも通り、
その週末の土曜日、
設計会社さんのもとに
打ち合わせに向かいます。
もう何度となく
お邪魔している設計事務所ですが、
毎度なにかトラブルがあるたびに
一緒に頭を悩ませています。
今回も一体どうなることか、
そう思いながら事務所の中に入っていきます。
いつもの担当してもらっている
OさんとKさん2人が
待ち構えていました。
15分ほどたわいのない雑談をし、
場を温めてから
いよいよマネージャーが登場して
本題となります。
いつになく
マネージャーの顔が厳しい
顔つきなのを見て、
何か本当にまずいのかもしれない。
そんな気持ちになったのを覚えています。
マネージャーが言うのはこうでした。
マネージャー
「今回の件、
建物の内容的には建てられる、
土地が14センチ短かったとしても
建ぺい率的には問題はありません。
なのでそういった意味では
建てられるという話になるんですが、
問題は隣地も含めて
空間が狭すぎるという問題です。」
わたし
「空間が狭いとはどういうことでしょうか。」
マネージャー
「つまり今回の場合
鉄筋コンクリートのRCを
建てるわけなんですが、
外壁の塗装であったり、
クリアを塗ったりもろもろ型枠を入れたり、
そういった時に、
実際建てる建物の外側で
人が作業する必要が当然出てきます。
特に今回その狭まったところは、
隣地、向かい合ったところの家も
非常にめいっぱいに建てているので、
元々人が入る空間自体が
非常に狭いところです。
ここに更に14センチ
土地が無くなってしますと
物理的に人が入れなくなってしまう
のではないかということです。
つまり足場が組めなくなってしまう
可能性があるというわけです。
足場が組めないと
当然そこの作業のやりようがありません。
まだ建物が建っていないので
上からつるすわけにもいきません。
そうなってくると
建物自体の大きさを小さくせざるえない
という可能性が出てきます。」
わたしはその話を聞いて
ようやく事の重大さに気付きました。
