【0〜1棟目 #164】その土地は本当に建物が建てられますか?

準備8割。何事もいざ本番が始まると
あっという間で終わってしまって
じつは本番が始まるまでに
結果は決まっていることが多かったり
売買契約も当日までが勝負です
銀行面談を終えた2日後
仲介担当者さんから売買契約書のドラフトが
メールで送られてきました
不動産売買契約書
このたかが10ページほどの紙で
1億以上のお金が動くことになる
そう思うとソワソワしてきます
大切なのは特約事項です
そして事前に目を通して
足りないところはきっちり伝えること
当日になってからでは
書類を変更することはできません
何度もくどいですが
億を超える契約なわけです
万が一契約内容に
わたしにとって不利なものが書いてあって
実際にその不利によって被害がでてしまえば
一瞬のミスで大怪我
かすっただけで致命傷なわけです
ざっと目を通します

いろいろ調べてみて
以下の文言を追加してもらうようにしました

簡単に言うと
地下に問題があってマンションが建設できなくなった場合は
・この契約を辞めます
・かつ損した分のお金を請求します
でも契約してから2年の期限付きで
という感じ
新築で不動産をやる場合の特有のリスクに
地面に穴を掘らないといけない
があります
実際の不動産はLEGOとはわけが違うので
建物を建てる前に杭を地中に埋める必要があります
ただ、地面の中に何が入っているかは
買ってみるまでわかりません
えっ?地面の中って土だけじゃないの??
はい、私もそう思っていました
地面の中は意外といろいろなものが入っています
大きな岩とか
大きな木の根っことか
万が一土器とか歴史的産物が見つかると
工事はできなくなります
あと関東だと多いのが
ガラと呼ばれる過去の建物の残骸
戦争時代の大空襲で焼け落ちた建物を
戦後復旧させる中で
壊した建物を
本来であれば持ち出して処理すべきなのですが
そのまま地中に埋めて土をかぶせて
というパターン
未然に防ぎようがないので条項に加えてもらいました
すると相手からも追加の依頼が

簡単に言うと
・地面調べるのは買った人のお金でやって
・地面を持ち運ぶ費用も買った人のお金で
・石とかガラを運ぶことになるかもだからよろしく
お互いの意見を持ち合って
地面に問題があって
マンションが建てられないレベルの場合
→2年以内であれば契約解除
それ以外
→買った人の責任ね
最悪のケースはこれで回避できるかなと言った感じです
なんせ初めての売買なのでここらへんの
責任の持ち合い加減もわかっていませんでした
このやりとりを契約日の2日前に終わらせました

「1棟目の不動産を買うまであと0.4カ月」